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ネコのワクチン|どんな効果が?副作用は?

ワクチン接種

はるしゅん
前のワクチン接種から1年経ったので
改めてワクチン接種をしてきました

定期的に摂取が必要なネコのワクチン

ワクチンとは一体どんなものなのか
ワクチンを射つと何が良いのか

気になったので調べてみました

※本記事はフェリバックL-3の添付文書を参照して作成しています

ネコのワクチン接種を予定されている方は獣医師の指示に従ってください

よく使用されるワクチン

製品名:フェリバックL-3

共立製薬株式会社が製造販売する

3種混合ワクチン

フェリバックL-3の成分

有効成分は次の3つです

弱毒猫ウイルス性鼻気管炎ウイルス KSH02株(シード)
弱毒猫カリシウイルス KSC-L1株(シード)
弱毒猫汎白血球減少症ウイルス KSD02株(シード)

3つの成分は、いずれも弱ったウイルスを生きた状態で注射します

弱ったウイルスを摂取することで
ネコの体の中で免疫反応が起こり
ネコの身体が3つのウイルスを記憶しておくことができます

そうすることで、次に同じウイルスがに感染した時に
素早く、強い免疫反応を起こすことで
疾患の症状を抑制し、速やかに回復することができるんですね

フェリバックL-3の効能効果

猫ウイルス性鼻気管炎
猫カリシウイルス感染症
猫汎白血球減少症

常軌3つの疾患について予防する効果があります

注射後は少なくとも12ヶ月まで免疫が持続します

ただし
ワクチンを摂取したからと言ってこの疾患にはならない
というわけではありません

人間のコロナウイルスワクチンやインフルエンザワクチンと同じで
罹患した場合に症状が軽くなる、罹患しにくくなる
と考えてください

フェリバックL-3注射後の注意事項

まれに一過性の減気、食欲減退、発熱、嘔吐、下痢、注射部位の疼痛、腫脹が見られます

注射後はしっかりとネコに寄り添い、様子を観察してあげましょう

注射前日・当日・後2~3日間は安静に努めてください

NG行動

激しい運動
交配
入浴やシャンプー

フェリバックL-3を使えないネコ

次に示すようなネコには使用できません

妊娠中のネコ(要相談)
臨床上の異常があるネコ(発熱、下痢、重度の皮膚疾患など)
疾病の治療中または治癒後間もないネコ
以前の予防接種で異常がみられたネコ
寄生虫に感染しているネコ
発情中または授乳中のネコ
明らかな栄養障害があるネコ
高齢ネコ

フェリバックL-3の副反応(副作用)

過敏体質なネコでは
アレルギー反応として次のような症状が出る場合があります

顔面腫脹(ムーンフェイス):顔が丸く腫れる
掻痒(そうよう):かゆみ
じん麻疹

アナフィラキシー反応としてショック症状は次のようなものです

虚脱(動かなくなる等)
貧血
血圧低下
呼吸速拍
呼吸困難
体温低下
流涎(よだれが出る)
ふるえ
痙攣
尿失禁

アナフィラキシーショックは注射後30分くらいで起こることが多いようです
ワクチン接種後はできるだけ近くで見守ってあげましょう

ワクチン接種は休日の午前中に済ませてあげて
午後は愛猫とまったり過ごしてあげるのが良さそうですね

ネコとワクチン

ヒトの薬でも同じですが
ネコのワクチンでも副反応があります

副反応には怖い症状が並んでいますが
それ以上に、得られる免疫効果は重要なものです

愛猫のためにもワクチン接種を計画してあげましょう!

そしてワクチン接種を頑張った猫ちゃんには
しっかりとご褒美をあげてくださいね!

ワクチン接種後のちゅ~る