猫にチョコレートを食べさせてはいけません!!
チョコレートに含まれるカカオの成分(テオブロミン)が中毒の原因となるため、カカオ製品全般、猫の手の届かないところに保管してください。
猫がチョコレートを食べるとどうなる?
猫がチョコレートを食べてしまった場合、中毒を起こす可能性があります。
食べた量が多い場合には死に至る場合もあります。
猫がチョコレートを食べてしまった場合の症状
症状として
下痢
頻尿
痙攣
脈の乱れ(心拍数が早くなる)
チョコレートをどれくらい食べると危ないのか
猫にとってテオブロミンは
中毒域:90-100mg(体重1kgあたり)
致死量:250-500mg(体重1kgあたり)
のようです。
ミルクチョコレートであれば板チョコ1枚食べても致死量までは届かないかと思いますが、高カカオのチョコレートは少量でも危険です
ちなみにチョコレートの重量に換算すると…
99%高カカオチョコの場合
中毒域:約10g(体重1kgあたり)
致死量:約20-50g(体重1kgあたり)
ミルクチョコレートの場合
中毒域:約40g(体重1kgあたり)
致死量:約100-200g(体重1kgあたり)
独立行政法人 国民生活センター 高カカオをうたったチョコレート(結果報告)
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/01/dl/s0114-10j.pdf
猫がチョコレートを食べてしまったときの対処は
急ぎ動物病院を受診してください
その際、いつ、どんな種類のチョコレートを、どれくらいの量を食べてしまったかをしっかり伝えられるようにしましょう。
チョコレートのパッケージが残っている場合は必ず持参してください。
また、受診までの時間は目を離さずいつもと違うところがないか観察してあげてください。
まずは猫がチョコレートを食べないようにしてあげるのが第一です。
飼い主にはここまで知っておいてほしいやで
ここから下は知らなくても問題ないやで
チョコレートを食べると体の中で何が起こるのか
チョコレートに含まれるテオブロミンはカフェインに似た物質で、強心作用や利尿作用(腎臓の血管拡張など)があります。
人間はテオブロミンを素早く分解できるため問題になることは少ないですが、猫はテオブロミンを無毒化する能力が低く、中毒を起こしやすい生き物です
対処方法
食べてから時間が短い場合は嘔吐させるために催吐薬等を使用する場合もあるようです。
必要に応じて点滴なども行います。
なお、飼い主が無理やり吐かせようとするのはやめてください。
吐瀉物が肺に入って誤嚥を引き起こす場合があります